2020-04-18

木材家具の用語集 -木材とパーツの名称-

高野木工では、主に「無垢板」と「突板」を使い分けながら
天然木の雰囲気を味わえる家具をつくっています。

高野木工家具に頻繁に使われている材や
パーツの名称についての専門用語をまとめました。 
 

【無垢材】

一本の原木から角材や板を直接、必要な寸法に切り出したもの。


天然木無垢材の最大の魅力はその「素材感」です。
メンテナンスさえしっかりし続ければ、何年も何十年も
使い続けることができる耐久性も無垢材の特徴です。

使い続けるうちにできる傷なども、家族の思い出とともに味わいとして、
愛着を感じるのも無垢材ならではの楽しみ方です。 

 
無垢材は主に、ダイニングテーブルの天板、
TVボードやチェストなどの引出しの前板で使用しています。

特に、カノのカップボードのガラス戸部分のレールには、
無垢材を彫り込んでつくっているため
天然木の良さを存分に味わうことができます。

 

【メリット】
・木本来の質感、風合いがでる
・化学物質を含まない自然素材
・経年変化が楽しめる


【デメリット】
・コストが高い
・乾燥に弱く、ひび割れや反りを起こしやすい
・お手入れが必要
 
 

【突板】

スライスした天然木のシートを、ベニヤなどの板に張り付けたもの

無垢材を薄く削って作られるため、木目はそのままに、
無垢材のような雰囲気を楽しむことができます。
特に、高級で希少価値の高い木材・銘木を有効に利用するために突板として加工されます。
 
主に、天板や側板、キャビネットの扉部分などで使用しています。
扉を突板にすることで、軽量化され開閉を軽い力で行うことができます。
 

【メリット】
・低コスト
・反りやねじれが比較的少なく、合板に貼ると板幅も広く軽量
・補正ペンなどでメンテナンスが楽に行える

【デメリット】

・剥離する可能性があり、傷つきやすい家具には不向き
・強度が無垢材よりも弱くなってしまう
 
 
 

【板目】

木を切る際に、丸太の半径を通らずに製材したときにあらわれる木目。
山型やタケノコ型のような波打った形状が特徴。
高野木工の家具のほとんどは板目を使用しています。

【メリット】
・低コスト
・ランダムな木目が木材の存在感を際立たせる
・周りのデザインに合わせた木目を選ぶことができる

【デメリット】
・収縮や反りが生じやすい
 
 

【柾目】

木を切る際に、丸太の中心付近を通って切断したときにできる木目。
木目は平行に均等にとった木目になります。
 
桐物語の引き出し前板には、柾目を使用しており、
桐材が本来持っている美しさを引き出しています。
 

【メリット】
・収縮や反りが少ない
・まっすぐきれいな木目で、すっきりとした印象になる

【デメリット】
・一つの丸太からとれる柾目は少ないためコストが高くなる
 
 


 

【引出し】

前板(まえいた)…引出しの正面についている板。
向板(むこういた)…引出しの奥についている板。
垣板(かきいた)…引出しの側面の板。
底板(そこいた)…引出しの下についている板。
 
 


 

【サクリ】

サクリ…コードの配線用の欠き込みをした場所。

テレビボードなどの家電を使う目的のある家具の大部分に施されています。
アスターやスタンザ、プレーンデスクなどの天板の背面側に加工され、
照明やTV、パソコンなどの配線を背面へ流せるようになっています。
 

 
 

材の特徴や、長所を知っておくと家具選びがさらに楽しくなるでしょう。
ぜひ、これからの家具選びの参考にしてみてください。
 
 

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制作・素材について
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