2020-05-05

木材家具の用語集 -家具の構造と加工方法-

高野木工家具に使われている木材パーツの組み方や
加工方法などの専門用語をまとめました。 
 
 


 

【フラッシュ構造】

ベニヤ合板と芯材を貼り合わせて、厚みをつくる構造

高野木工家具では主に、棚板、箱物家具の天板・側板などで使用しています。
突板など、合板に貼り合わせて加工される板は、
MDF(木材を繊維状にほぐし、接着剤で圧着したもの)や
パーチクルボード(2mmほどのチップ状に砕いた木をボンドで圧着したもの)
といわれるものを、合板と合板との間に入れる「芯材」としています。

板一枚を、無垢材で作った場合、重量が重くなり、コストがかかってしまいますが、
フラッシュ構造のものを使うことで軽量で、コストを抑えることができます。

 

 

 
 

【ダボ組み】

木ダボを用いてパーツ同士を組み立てる方法
 
木材同士をつなぎ合わせるとき、簡単につなぐことができる組み方です。
高野木工の「箱もの」と呼ばれる家具はこの構造です。


 
 

【ほぞ組み】

パーツに凸部、凹部をそれぞれ加工し、それらを結合する組み方

ほぞ組では、ダボ組と比べて強度が高く、抜けにくいというメリットから
高野木工家具では、主に椅子でほぞ組みを採用しています。

一方で、加工が難しく時間がかかるというデメリットがあります。
 
 

【胴付け加工】

直角にカットした材料同士を組み合わせたつくり

家具の基本的な加工方法です。
留め加工と比べて加工が容易なため、ほとんどの家具でこの加工を採用しています。

 
 

【留め加工】

斜め45度にカットした材料同士を組み合わせたつくり
留め加工にすることで、小口が見えなくなり、
すっきりとした仕上がりになります。

キューブのガラステーブルのフレームには
留め加工を採用し、美しくかつ揺れに強くなっています。

キッチンカウンター ヴィネの天板には、留め加工を採用して、
スタイリッシュな印象となっています。
 
 

 

加工方法など普段はあまりみることはないかもしれませんが、
細部の加工にまで注目してみると、家具選びがさらに楽しくなることでしょう。

ぜひ、これからの家具選びの参考にしてみてください。
  

 

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