2020-05-01
“色違い”の家具をセンスよくコーディネートするには?覚えておきたい「レピテーション」テクニック
インテリアの色計画に役立つ「レピテーション」
「レピテーション」という言葉をご存じでしょうか。
あまり聞きなれない言葉ですが、インテリアに色を取り入れるときに
知っておくと役立つテクニックです。
レピテーションとは、簡単に言うと「色を繰り返す」こと。
2色以上の色を一定のリズムで繰り返すことで、調和を生み出すテクニックです。
ブロックチェックやギンガムチェックなどを思い浮かべてみると、
雰囲気がつかめるのではないでしょうか。
色の知識があまりなくても、同じ色の組み合わせを繰り返すだけで調和するため、
知っておくと便利なテクニックです。
こんなお悩みも「レピテーション」で解決!
たとえば、こんなお悩みがあるなら、ぜひレピテーションを取り入れてみてください。
・樹種、木材の色が違う家具どうしを合わせたい
・ひとつだけ浮いている家具をインテリアになじませたい
・ごちゃごちゃとして部屋全体をセンスよくまとめたい
レピテーションを使えば、たとえ家具の色や樹種が違っても、
まとまりのある空間をつくることができます。
まずは、インテリアに使う色を2~3色に絞り選びましょう。
選んだ色でひとつのグループをつくり、それを反復させることによって
調和の取れたセンスの良いインテリアに仕上がります。
「1,2,3,1,2,3」と同じリズムで並べることが上手くいくポイント。
材質の違う家具をどうしても合わせたいとき、
まとまりのあるインテリアをつくるためには取り入れたいテクニックです。
レピテーションのインテリア事例1:赤褐色・茶色を繰り返し使う
赤褐色と茶色の組み合わせは、ナチュラルなだけでなく
少しメンズライクな落ち着いた空間を好む方におすすめ。
たとえば、本革を使われたレザーソファは
経年変化によって深みのある色合いに変わっていきます。
また、床や家具に使われる無垢材も同様に、
時間の経過とともに風合いを増し独自の色合いを生み出していきます。
これらを組み合わせるときにも、レピテーションを意識してみてください。
こちらの写真のように、
赤褐色と茶色、そしてラグやアートで白を繰り返し取り入れれば、
3色のレピテーションコーディネートの完成。
白が抜け感をもたらし、爽やかな印象に仕上がっています。
レピテーションのインテリア事例2:茶色と黒を繰り返し使う
モダンなインテリアをお好みの方は、茶色と黒の組み合わせはいかがでしょうか。
こちらの部屋では、キャビネットやテレビボードなどに茶色、
ソファや鉢カバー、ラグの一部に黒を取り入れています。
ダークな色合いどうしなので、同化してしまうのでは…とご心配な方も大丈夫。
ラグやアートで白をプラスすることで、軽やかさとメリハリを演出できます。
この3色をリピートすることで、全体に調和を与え
まとまりのある空間を生み出しているのです。
レピテーションのインテリア事例3:ベージュと緑を繰り返し使う
明るくナチュラルな色合いがお好みなら、ベージュ、緑の組合せはいかがでしょうか。
植物の色でもある緑は、どんな木材の色合いにもマッチします。
ただ、それだけでは少し面白みがないですよね。
そんなときには、差し色に黄色をプラスしてみてください。
この3色をレピテーションのテクニックで取り入れれば、緑の効果で癒しや穏やかさを、
黄色の効果でハッピーな雰囲気を演出できるはずです。
「レピテーション」のテクニックでセンス溢れるインテリアに
レピテーションのテクニックを使うだけで、
異なる色合いを上手に調和させることができそうですね。
あなたもぜひ、インテリアの色計画をするときには思い出してみてください。
きっと、思い描くセンス溢れる空間がつくれるはずです。
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